帰国して早くも2ヶ月、着々と体重を増やしています、スタッフYです。
スリランカへ戻る日が近づいてきました。まだ2ヶ月しか経ってないですが、スリランカで過ごした日々が遠い過去のように思えてきます。
再度スリランカに行く前に、前回経験した貧しくも、あたたかかった日々の生活を綴りたいと思います。
当時、複雑な事情がありスリランカでの生活ベースを東海岸から西海岸に移しました。
やらなくてはならない仕事が残っているにも関わらず、思うように仕事が終わらずとうとう所持金が2万円を割ってしまいました。
そんなどうしようもない状況の中、途方に暮れながら夕日の奇麗な海岸でサーフィンをする事が日課になっていました。
肩を落としながらサーフィンをしていた私。
海岸でサーフショップを営むおやっさんに「お茶でも飲みにきなさい」と言われ、当時人が全く信用できなかった私は
「ボス、俺日本人だけどリアルにお金ないよ」としか返せませんでした。
「そんな事お前の表情見てたらわかるよ、まあ心配すんな、とにかくあったかいジンジャーティーを飲みなさい」
と言われた記憶があります。
30すぎた日本のおっさんがスリランカのおっさんの言葉に、目に涙を浮かべてしまった瞬間でした。
それからサーフィンが終わったら、ボスに話を聞いてもらったり、ジンジャーティーを御馳走になったり、タバコをお裾分けしてもらったりしているうちに、サーフボードの修理の手伝いをさせてもらうようになりました。
私は元々手先が不器用な方ではありますが、このときばかりは生きるか死ぬかの瀬戸際だったためボスの仕事の依頼にはフルパワーで集中してなんとか相応の仕事が出来るようになりました。基本的にボスからはお金はいただかず、昼飯、ティー飲み放題、コーラとタバコをたまにもらいながら、ツーリストやローカルサーファーからボード修理の仕事の依頼で日銭を稼いでいました。また格安で環境のよいアパートを紹介してもらったり、他の仕事を紹介してもらうなどしてもらい、日々の生活がどんどんと豊かになっていきました。
ボスのサーフショップではスリランカスタイルの小さなコンビニエンスショップも営んでおり、そこではボスの妹や、お父さん、年季の入ったいじられキャラのおっちゃん達もおり、最初は怪しまれていましたが毎日真剣に仕事をしているうちに、ジンジャーティーやケーキを差し入れしてくれたり、いじられキャラのオッサン達とタバコをねだりねだられの関係にまでなり楽しい生活をさせてもらっていました。
サーフショップにはスリランカに住んでいる外国人達がボスを慕って来ます。
特にロシア人の方が多く他にもドイツ人の医学研修生グループや、大手メーカーで働く韓国人グループ、長期滞在しているボヘミアン風なヨーロピアングループなど多国籍な人たちが集まる不思議なショップでした。
多種多様な人たちが集まる背景にはボスの人柄があるんだなーと私は勝手に分析して、あまり働かないビーチボーイ達にちゃんと仕事しろよなと説教してみたりして、手痛いしっぺ返しを食らう事も多々ありましたが、昨日の感情をあまり引きずらない彼らの性格もある意味清々しいなと今はそう思い返せます。
ショップで働く彼らの生活背景も色々です。
とにかく色んな生活を経て今ここに集まっている彼らです。
小さい頃から商店で遊んでいた彼らが、青年になりここで働いていたり、日中は他で働く人たちは、夜必ずここに集まってきてスリランカでどこでも見られるあのカロムをしに遊びにきます。
わたしもこのビリヤードに似たカロムにたまに参加させてもらっていましたが、基本的にチーム戦で戦うこのゲームにかける熱意は仕事以上のものがあります。
ミスした時に笑いながらゴメンねー的なノリは通用しません。
普段温厚なヤツに真剣に怒られた事も何度もあります。仕事でチャラチャラしてるくせに、なんだかなーって感じでした。
なんだかなーっと思わされる事が多かった彼らですが、たまに連絡してくれます。
いつ帰ってくるんだ?元気か?お前がいないと楽しくないぜ。と私が調子に乗って来た頃合いに、次帰ってくるときはこれとこれとこれ持ってきてくれよなときれいに、なんだかなーと思わせてくれます。
スリランカの生活で他にも色んな人たちとの出会いがありました。また機会を見つけてブログに綴りたいと思います。
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